自分を好きになれないキミへ①
自分が嫌い
という思いが浮かんできたら
「さっきまでの自分が嫌い」といい変えてごらん。
成長したいという勇気がわいてくるから。
『自分を好きになれないキミへ』
セラピスト石井裕之さん著
(表カバーのメッセージより)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
石井裕之さんは
「ポジティブに」「頑張れ」
「大丈夫」「全てはあなた次第」
などのキラキラメッセージタイプではなく
地に足をつけたメッセージを送ってくれます。
そんな石井裕之さんの言葉を借りながら
あなたにエールを送ります。
「半分だけでいい」
心の荷物を下ろそう
半分だけ下ろそう
合い言葉は
「半分だけでいい」
ここにチーズケーキがあります。
このチーズケーキが存在している現実を変えることはできません。
でも、どんなチーズケーキかは変えることができます。
チーズケーキがあって嬉しいとか、
チーズが苦手だから嫌だなとか、
そもそも興味がなかったらケーキの存在に気づかないかもしれません。
こんなふうに、キミの在り方しだいでこのチーズケーキが七変化してしまいます。
「すべての現実は心が作り出している」
なんていう人がいるけれども、
チーズケーキが存在しているという現実は、やっぱりどうにもならないことだから
確固たる事実には目をそらしてはいけない。
だけど、それも「半分の現実」でしかない。
残りの半分は、キミによって決定される。
だから、
どんなに厳しい現実も「半分の現実」。
人間関係の悩みも一人じゃないから起こる。
100%キミが苦しむ必要はない。
心の荷物を下ろそう
半分だけ下ろそう
合い言葉は
「半分だけでいい」
「自分を愛してあげましょう」は無責任
「自分が嫌いなこと、ダメな自分を丸ごと愛する」って言われても、
よくない自分を愛するなんてできませんよね。
例えば、地球環境を壊している人たちが皆「まぁいいじゃないか」ってなってしまったら、
おかしな未来になってしまいます。
それと同じように、嫌いな自分のことは、嫌いでいてもいい。
ですから、「自分を愛する」というのは言い変えると
「ダメな自分をダメだと思える今の自分を信じる」
という意味に解釈すればいいと思います。
自分をダメだと思うことは、
「こんな自分は嫌だ」
「もっと自分は素敵になれる」
といった成長したいという前向きな思いが秘められているんです。
そう、
もっとできるという自分を知っていて
もっとできるという自分を信じている
そんな自分に気がついてほしいと思います。
「信じる」ことに根拠はいらない。
「裏切られても信じ続けることが、信じるということなのだ。」
そんな言葉があるように
ダメな自分をダメだと思える自分、
成長したいと思っている自分を認めてあげよう。