命を天秤にかける
こんにちは。
昨日の記事を受けて、命について考えた話をします。
身近な人を失って、命の尊さを思い出すっていうことを書きましたが、
命の価値は同じじゃない
と思いました。
皆平等の権利や価値が保証される世の中が望ましいというのは社会のシステムの話であり
個人的な話になると
自分の命と引き換えに我が子の命を救いたい
とか
お世話になった恩師の訃報に胸が痛んだり
とか
どこかの誰かが事故で亡くなったニュースをみて、「不運だな」「可哀想」と思う
とか・・・
そういえば、倫理の授業で面白かったのが
救命ボートの問い
でした
ボートに乗れる人数は決まっていて、全員は乗れない。
誰を載せるのが正解か?
子ども?
お母さん?
年配の方?
若者?
病気の方?
男性?女性?
よかったらちょっと考えてみてください。
防災や不審者対応の組織マニュアルでも、現場の最前線(最も危険な場所)に誰が行くかは意見が分かれる所だと思います。
先の人生の長い人を優先して残す
体力のない人を先に助ける
体力があって生き残れる人を優先する
全員体力のない人だと、乗組員が全滅する恐れがあるのでバランスを考えた方がいいんじゃないか
等など
難しい究極の問いです。
因みに正解は
誰もボートに乗らない
でした
全然納得がいかなかったので
今でも覚えている授業です。
その時になってみないと分かりませんが
自分はどんな選択をするのでしょうか。
生き残った人は、その後どんな変化が訪れるのでしょうか?
生死の狭間の体験をすると人が変わると言われるのは
至極当然ですね。
相手を生かす勇気もすごい覚悟が入りますが
自分が「生きたい」と強く望む勇気もすごいエネルギーがいることですよね。
今日も心を込めて☆