ココ楽ブログ~見方と在り方と成功について考え、面白さで包んでみた~

心がちょっぴり楽になる あなたに 自分自身に 心を込めてエールを送るブログ

「学校の様子を子どもが何も教えてくれないんです」

私の教室便りの気まぐれコラムです。

「学校や塾の状況を随時把握しておいた方がいいのでしょうか」                            
「学校の様子を子どもが何も教えてくれないんです」
というご質問を題材に、私の考えを述べさせて頂きます。

「親を避ける」「自分を伝えない」というのは年齢や性格にもよりますが、誰もが大なり小なりありますよね。

まず、この保護者の方がどんな状態を理想としているのかを考えてみます。「自分の知らない所での様子を知りたい」のその先です。
知ってどうしたいか?
(大丈夫だと自分が安心したい。助言をしてあげたい。子どもが迷惑かけていると自分が恥ずかしい。わが子は凄いと思いたい。我が子が悩んだりつまらない日々じゃなくて楽しく過ごしていて欲しい…等。)
例え、自分にどんなやましい気持ちがあったとしても、その感情を否定したら自分が嫌になってしまうので、諦めて受け入れましょう。思うことと、それを実行することはまた違います。

自分の理想や本音をはっきりさせた上で質問に戻ります。
相手が話してくれないのは、話したくないからですよね。だったら聞かないことが相手への配慮になります。
「そうは言っても」と思うのは当然ですが、言いたくないことを言わせる行為をしているという自覚を持つことで、アプローチの仕方が自然と変わってきます。

「親の顔が見てみたい」などの言葉があるように、子どもの見られ方が親の見られ方になってしまう風潮がまだまだありますが、子育て・教育は親だけで行うものではありません。
また、発達障害やLGBTQ等も含めて、個々の多様性を認め合う考えも広まってきています。それは、子どもだけでなく大人や家庭の在り方についても同様に言えることです。
ですから、「子どもが教えてくれない」の言葉の裏に親御さん自身の不安があるのだとすれば、まずはその自分の感情と向き合うことから始めてみたら如何でしょうか。

「立」って「木」に登って「見」守るのが親だと習いましたが、失敗と分かっていながら見守るのはとても難しいですし、特に自分の子が他と子と比べて(学校生活の範囲で)劣っていると思うと余計に心配になります。
ですが、親が早く「自分がしなきゃ」を手放した方が外部からの助けが入ってきやすいような実感があります。

人生はいかに「助けて」と言えるか(自分の弱みをさらけ出せるか)という考え方が私は好きです。

学校や塾の内容が知りたくてしょうがいないのは、もしかしたら学校や塾を信頼していないか、子どもを信じ切れていない、または、自分の影響下にいて欲しいといった感情があるのかもしれません。
(そんな感情があってもダメな親じゃないです。周りが心配なのは自分に自信がある証拠です。)

親御さんがずっと寄り添いたかったら、ずっと声をかけ続ければいいですし
(私の実家の母はまだ頻繁に連絡をくれます。だから家を出ました。)
自立して欲しかったら、どこかのタイミングで「あなたの問題なんだよ」と関与しなくなれば否が応でも自分でやるようになります。
「ずっと私の子どもだからね」「老後を看てもらおうと思っている」「社会人になったら一人で生きていってほしい」等の親の方針がある程度決まっているなら(変わってももちろんいいです)伝えてしまった方が母子ともに楽かも知れないですね。

あえて言葉をきつくすると、親の関与を許している子どもは、親にやってもらえるという甘えがあり、反抗期は「自立」への成長なんですね。その自立をさらに良い方向にもっていきたいと関与することは、親のエゴ以外何物でもありません。
ですが、親のエゴが悪いと言っているのではありません。子どもは親や先生達のエゴ(理想)を自分なりに受け取って成長していくものです。


話は変わりますが、東大生の親へ「どんな子育てをしていたか」というアンケートをとったら、一番回答が多かったのが「自分のことで忙しくてあまり覚えてない」だったそうです。
ある意味、子どもへの信頼ですね。他にも、大人が楽しそうにしている様子や仕事を面白がっている様子をよく見ている、とも捉えられます。

長くなりましたが、絶対的な正解はないですから親子共々気持ちを聞いてあげて、合うやり方をすればいいと思います。(人によるとしか言えないです)

例えば、私は教育業をしているからこそ、自分色に染めない方針があります。
「家のことうまくできなくてごめんね。外で沢山学んでおいで」学校には「全面的に信頼しています」と伝えています。
(仕事もそうですが、片付けや毎日こつこつチェックとかできないんです。)

言葉が足りない部分も多く、偉そうに綴ってすみません。需要があればまた書きます。

※後日、ある親御さんとお話していたら
「夏休みにして欲しいことリスト、やりたいことリスト」を家族一人一人作って共有した。という方がいました。
「すごい!」ですね。私は第三者的立場は得意ですが、自分の家のことは何もしていません。。。

他には、
親にとっては時間がたっぷりあるように見えても、子どもにとっては
○○の時間、××の時間と色々なやるべきことがあるのかもしれない。
というお話も出ました。

シェア時間は気づきが沢山あり、勉強になります。


今日も心を込めて☆