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素人でも面白い!?玄人でも意外と知らない野球の話② 投げ方編

 

 

こんにちは。

今回は「投げる」をテーマに書いていきます。

野球のしている人はもちろん。やっていない人も「投げる」ことを考えたことは必ずあると思います。

特に小さいお子さんがいる親は子どもに投げ方を教えるときがいつか来ます。

楽しく 簡単に いい球を投げられるコツを考えていきましょう!

 

いい球を投げるには

遠くに、速い球を投げる(=いい球を投げる)ためにはどうすればいいか?

それは、ボールに大きな力を伝えることです。

では、どうやってボールに力を伝えるか?

投げるのは手なので、腕→手→指先→ボールに順を追ってパワーを伝えること。

 

ここまでは納得できますよね!?

 

さらに、腕を力強く振るためには下半身(足腰)を使います。

プロ野球選手の桑田真澄さんや工藤公康さん等、沢山の方が下半身で投げる方法を分かりやすく教えてくれている動画が検索すれば見つかると思います。

(但し、子ども向けでもあくまで少年野球経験者の上達方法です。)

 桑田真澄と工藤公康の速い球はこう投げる

ここで注意したいのは、足を高く上げて投げるのは間違いだということです。

厳密に言うと、足を高く上げてピッチャーのように投げるのはかなりの高等技術がいるのでおススメしません。

投手投げは、ピッチャープレートから足を離してはいけない条件で編みだされた特殊な投げ方だからです。

外野手だって、砲丸投げやり投げの選手だって足を高く上げていません。

助走をつけて勢いをつけて投げる方が力が入るからです。

 

練習方法①勢いのつける

助走をつけて投げる方法は効果的です。

経験者には、思いっきり助走をつけていい球を投げた感覚を体に覚えさせることはとてもいい練習です。

陸上の短距離選手がゴムで引っ張ってもらいながら走る練習をしているのと似ていますね。

長い距離を走らないで勢いをつけるには、ジャンプして着地の勢いを使う練習がステップ②といったところでしょうか?キャッチャーみたいに投げるやつです。これができると体重移動がうまくなり、バッティングも良くなります。

 

素人や子どもは、カニさんステップ(横ステップ)をして投げると結構うまくいきます。

それでも難しい場合は、砲丸投げの選手になったつもりで足を肩幅より少し広く開いて立ち、後ろから前へ体重を移動させるだけでもいいです。

 

要は、ボールに大きな力を伝えるため、力強く腕が振れるようになれば何でもいいんです。そのための下半身を使った体重移動です。

 

練習方法②腕を振るために

今度は上半身についてです。投げるのは利き腕ですが、ポイントは利き腕とは反対の手です。

ここでは、右投げの説明をするので左手になります。

左手を投げる方向に真っすぐ伸ばします。(経験者は小指を空に向けると捻りが使えて尚よいです。)

そして、左手を引いて(かいて)から腕を振るイメージです。

バレーボールのスパイクを打つときも、左手を真っすぐ伸ばしてから打ちます。それと一緒で、体のしくみを上手く使って大きく右腕が振れます。


難しかったら素人には左手を前に出すってことだけ教えてあげればOKです。

あくまで右腕を腕を振るための左手なので、右腕が振れないなら左手は意識しない方がいいです。

 

理屈を説明すると

人間の体は左右が対になっています。

左手を横に上げるとそのまま倒れる人はいませんよね?

左手を上げると右手は自然と下がり、バランスを取ります。

左手を前に出すと狙いが定まるだけでなく、バランスを取るため重心が後ろに移動します。勢いよく投げるためのいわゆるタメってやつです。

そして、左右は対なので、左手を引く(かく)と自然と右腕が前に出てきますね。

その勢いを利用して腕を振れば、よりボールに大きな力を伝えることができます。

 

よく、「肘を上げて、上から腕を振り下ろしなさい」と指導しますが、左手が前に出ている時はプロ野球選手でも肘は下がっています。左手がしっかり引かれた時に右の肘が自然に上がってくるという体のしくみに沿った動きをイメージして考えていくのがよいと思います。

 

タコのようにくねくね、しなやかをイメージして自然体な動きを身につけよう!

 

①②を踏まえた おてがる練習方法

最後におススメな練習として、叩きつけキャッチボールを紹介します。

思い切り地面にボールを叩きつけてどれだけ跳ねさせられるかを競っても楽しいし、

遠投するわけではないので肩肘を壊しません。

下に投げるので球持ちが良くなり、上から投げおろすフォームが身につきます。

遠い距離を投げようとするとプロ野球選手でも力んで余分な力が入りフォームが乱れるので、素人程近い距離で練習することをおススメします。

 

野球部の練習では、叩きつけてバウンドさせたボールを相手がショートバウンドで取る練習を兼ねれば、とても質の高いキャッチボールができます。

 

キャッチボールが難しい人は、壁当てのし合いっこでも楽しいです。これなら一人でもできるし、たくさん数を投げることができます。たくさん投げれば勝手にうまくなっていきます。

 

 

まとめ

いい球を投げるためには、ボールに大きな力を伝える。

そのために、力強く腕を振る。

そのために、下半身を使って勢いをつける。

この原理に基づいていればなんでもいい!

よって

ピッチャーみたいにカッコよさを求めた足を高く上げて投げる投手投げは難しいからおススメしない。

キャッチボール初心者は是非

バウンドキャッチボールから

 

 

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素人でも面白い!?玄人でも意外と知らない野球の話①

  1. はじめに
  2. 基本的な打順ごとの役割について
  3. 打順の流れを考える
  4. ピッチャーの打順について
  5. まとめ

 

 

1.はじめに

こんにちは。

いつも頭を使うことばかり書いていても疲れてしまうので、

いつもとは全く違う話をしたいと思います。

 

今回のテーマは野球の打順についてです。

これを知るとプロ野球はもちろんですが、特に高校野球や少年野球が格段に面白く、深く観戦できること間違いなし!!

 

 

2.基本的な打順の役割について

 

まずは一般的な打順の役割を確認しておきます。

 

1番・・・出塁してチャンスをつくる。出塁したら果敢に次の塁を狙う。先頭バッターなのでチームを活気づける。 

(→ 打率がいい。足が速い。)

 

2番・・・1番同様、出塁してチャンスをつくる。クリーンアップ(3~5番)に繋ぐ。

(→ 打率がいい。足が速い。バントなど小技が上手い。)

 

3番・・・出塁したランナーを返して点を取る。長打も打てる。

 (→ チャンスに強い。打力がある。)

 

4番・・・一般にチームで最もよいバッターが起用される。出塁したランナーを返して点を取る。長打も打てる。

(→ チャンスに強い。打力がある。)

 

5番・・・出塁したランナーを返して点を取る。長打も打てる。

 (→ チャンスに強い。打力がある。)

 

6番・・・ここからが一般に下位打線と呼ばれる。しかし下位打線の中では一番いいバッター。

 (→ 可もなく不可もなく →チームによってタイプが様々。)

 

7番・・・(→ 可もなく不可もなく →チームによってタイプが様々。)

 

8番・・・スタメンの中でもっとも打撃に期待されていない。

 (→ 投手や捕手など守備に力を注ぐ選手が起用される。)

 

9番・・・打順の最後のバッター。上位打線に繋げればチャンスになる。

 (→ ここにダークホースを置いてくるチームもあるので注意。)

 

 

 

3.打順の流れを考える

 

さあ、ここからが本題です。

上記の打順の役割はあくまでも一般論ですが、単純に1番バッターが一番多く打席が回ってくるため、いいバッターほど上位に配置されます。

 

チームによって打順の組み方はそれぞれですが、必ず共通していることは、

初回に点を取るために最も適したオーダーになっている点です。

 

なぜかといえば簡単で、初回以外は何番バッターから始まるかわからないので、絶対に1番から始まる初回に点が取れるようにオーダーを組むことが合理的だからです。

 

これは当たり前ですよね!?

これを元に打順の流れを観ていくと例えばこんな見方ができます。

 

ケース①

先頭バッターが6番から始まる攻撃

6,7,8番の3者凡退で終えると次の回は9番バッターからになるので、守備側は何としても8番バッターまでで終わらせたい。攻撃側は是が非でも9番まで回したい。

 

ケース①-2

2死1塁 バッター9番

さらに、今のケースでランナーが一人出れば、1死1塁、2死1塁なんて場面になります。

さて問題です。この場面で盗塁の確率は高いでしょうか?

そうです。この場面では(もちろん点差やイニングによって変わります)盗塁の確率は低めです。もしアウトになれば次の回9番からになってしまうからです。

 

そうやって考えると、盗塁などのリスクを負う作戦は下位打線より上位打線のときの方が監督もサインを出しやすいってことですね。

 

この打順の流れの視点を入れるだけで単にバッターとピッチャーの対戦だけじゃなく、野球の流れ全体を楽しむことができます。

 

 

4.ピッチャ―の打順について

 

プロ野球では1番打席の回ってこない9番打者に投手がなる場合がほとんどです。さっきの打順の流れで考えると、9番で終われば次の回に1番から始まりますからね。

 

しかし、プロ野球と違ってアマチュア野球ではピッチャーの打順は様々です。

 

ピッチャーが上位打線に入るチームはその選手がチームで飛び抜けているかチーム全体の選手層が薄いことが考えられます。特にピッチャーが1番や3,4番という打順のチームは間違いなく試合のキーマンになりますね。

 

逆に、ピッチャーが下位打線のチームはよほど選手層が厚いことが予想されます。また、一般にピッチャーはセンスのある選手が多いですが、稀にバッティングはイマイチな人もいます。もしそうなら、器用ではないピッチャーの可能性があるので小技でかき回したりしてリズム乱してあげると崩せる可能性もあります。

 

このように打順とポジションを照らし合わせるとその選手の特徴も予想することができるわけですね。

また気が向いたら、守備位置からみる野球なんて記事も書いてみます!!

 

 

4.まとめ

 

打順はチームが初回に点を取るために組まれている。

 

よって、点の取り合いに加えて、いかに上位打線から始まるように(始めさせないように)する合戦が繰り広げられている。

 

打順の流れを考えると、戦術を予想しながら観戦できる。

打順からチームの特徴を予想できる。

 

野球は考える間(ま)、時間が多いので、その間を楽しめると観る方もやる方もより面白くなる!!

 

 

以上、野球のことを考えると興奮して夜寝むれなくなってしまう(笑)わたしの息抜きでした。