ココ楽ブログ~見方と在り方と成功について考え、面白さで包んでみた~

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素人でも面白い!?玄人でも意外と知らない野球の話①

  1. はじめに
  2. 基本的な打順ごとの役割について
  3. 打順の流れを考える
  4. ピッチャーの打順について
  5. まとめ

 

 

1.はじめに

こんにちは。

いつも頭を使うことばかり書いていても疲れてしまうので、

いつもとは全く違う話をしたいと思います。

 

今回のテーマは野球の打順についてです。

これを知るとプロ野球はもちろんですが、特に高校野球や少年野球が格段に面白く、深く観戦できること間違いなし!!

 

 

2.基本的な打順の役割について

 

まずは一般的な打順の役割を確認しておきます。

 

1番・・・出塁してチャンスをつくる。出塁したら果敢に次の塁を狙う。先頭バッターなのでチームを活気づける。 

(→ 打率がいい。足が速い。)

 

2番・・・1番同様、出塁してチャンスをつくる。クリーンアップ(3~5番)に繋ぐ。

(→ 打率がいい。足が速い。バントなど小技が上手い。)

 

3番・・・出塁したランナーを返して点を取る。長打も打てる。

 (→ チャンスに強い。打力がある。)

 

4番・・・一般にチームで最もよいバッターが起用される。出塁したランナーを返して点を取る。長打も打てる。

(→ チャンスに強い。打力がある。)

 

5番・・・出塁したランナーを返して点を取る。長打も打てる。

 (→ チャンスに強い。打力がある。)

 

6番・・・ここからが一般に下位打線と呼ばれる。しかし下位打線の中では一番いいバッター。

 (→ 可もなく不可もなく →チームによってタイプが様々。)

 

7番・・・(→ 可もなく不可もなく →チームによってタイプが様々。)

 

8番・・・スタメンの中でもっとも打撃に期待されていない。

 (→ 投手や捕手など守備に力を注ぐ選手が起用される。)

 

9番・・・打順の最後のバッター。上位打線に繋げればチャンスになる。

 (→ ここにダークホースを置いてくるチームもあるので注意。)

 

 

 

3.打順の流れを考える

 

さあ、ここからが本題です。

上記の打順の役割はあくまでも一般論ですが、単純に1番バッターが一番多く打席が回ってくるため、いいバッターほど上位に配置されます。

 

チームによって打順の組み方はそれぞれですが、必ず共通していることは、

初回に点を取るために最も適したオーダーになっている点です。

 

なぜかといえば簡単で、初回以外は何番バッターから始まるかわからないので、絶対に1番から始まる初回に点が取れるようにオーダーを組むことが合理的だからです。

 

これは当たり前ですよね!?

これを元に打順の流れを観ていくと例えばこんな見方ができます。

 

ケース①

先頭バッターが6番から始まる攻撃

6,7,8番の3者凡退で終えると次の回は9番バッターからになるので、守備側は何としても8番バッターまでで終わらせたい。攻撃側は是が非でも9番まで回したい。

 

ケース①-2

2死1塁 バッター9番

さらに、今のケースでランナーが一人出れば、1死1塁、2死1塁なんて場面になります。

さて問題です。この場面で盗塁の確率は高いでしょうか?

そうです。この場面では(もちろん点差やイニングによって変わります)盗塁の確率は低めです。もしアウトになれば次の回9番からになってしまうからです。

 

そうやって考えると、盗塁などのリスクを負う作戦は下位打線より上位打線のときの方が監督もサインを出しやすいってことですね。

 

この打順の流れの視点を入れるだけで単にバッターとピッチャーの対戦だけじゃなく、野球の流れ全体を楽しむことができます。

 

 

4.ピッチャ―の打順について

 

プロ野球では1番打席の回ってこない9番打者に投手がなる場合がほとんどです。さっきの打順の流れで考えると、9番で終われば次の回に1番から始まりますからね。

 

しかし、プロ野球と違ってアマチュア野球ではピッチャーの打順は様々です。

 

ピッチャーが上位打線に入るチームはその選手がチームで飛び抜けているかチーム全体の選手層が薄いことが考えられます。特にピッチャーが1番や3,4番という打順のチームは間違いなく試合のキーマンになりますね。

 

逆に、ピッチャーが下位打線のチームはよほど選手層が厚いことが予想されます。また、一般にピッチャーはセンスのある選手が多いですが、稀にバッティングはイマイチな人もいます。もしそうなら、器用ではないピッチャーの可能性があるので小技でかき回したりしてリズム乱してあげると崩せる可能性もあります。

 

このように打順とポジションを照らし合わせるとその選手の特徴も予想することができるわけですね。

また気が向いたら、守備位置からみる野球なんて記事も書いてみます!!

 

 

4.まとめ

 

打順はチームが初回に点を取るために組まれている。

 

よって、点の取り合いに加えて、いかに上位打線から始まるように(始めさせないように)する合戦が繰り広げられている。

 

打順の流れを考えると、戦術を予想しながら観戦できる。

打順からチームの特徴を予想できる。

 

野球は考える間(ま)、時間が多いので、その間を楽しめると観る方もやる方もより面白くなる!!

 

 

以上、野球のことを考えると興奮して夜寝むれなくなってしまう(笑)わたしの息抜きでした。