ココ楽ブログ~見方と在り方と成功について考え、面白さで包んでみた~

心がちょっぴり楽になる あなたに 自分自身に 心を込めてエールを送るブログ

マガジン第1号 目に映る結果を受け入れる

マガジン第1号(2020.8.9)「目に映る結果を受け入れる」

                                                                                      • -

目次

はじめに

1.今週の気づき「初めてのテスト個票」

2.時事ネタ「選挙の義務投票制」

3.日常が実験「メルマガを開始する」

4.近況

5.お知らせ・その他

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はじめに

こんにちは。私が毎月発行している教室だよりのコラムをメルマガ化する

と宣言しましたので、実際にやってみようと思います。知識や言葉、思考は共有物です。私もたくさんの方々の影響を受けています。引用転用、シェアやご意見など遠慮なくどうぞ!!

励みになります。

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1.今週の気づき

厳密には今週の出来事ではありませんが、双子の娘たち(ここではサクラとウメと呼びます。)が初めて実力テストの個票をもらってきました。そういう学年になったのですね。

「ウメは国語の方が苦手なの。」と言って見せられた個票はなんと算数より1点低い。

聞くと担任の先生からも「国語は習っていない所もあったし難しかったと思います。」と話が合ったとの事。

でも、実際にうちの子は点数を見て国語が苦手と思っている。

これが、数値化。目に見えるものの説得力だと思いました。



一方、サクラは

「サクラの方が国語やばいよ。」という言葉通り、渡された結果は確かに算数より10点くらい低かったです。

すかさず「でも○○ちゃんとかはもっと低かったよ。」と自己防衛。というか比較しないとその点数が良いのか悪いのかなんて分からないですよね。至極当然の視点だと思います。

結局「善し悪し」は比べる対象があってこそ生まれるものですよね。

今までは昨日の自分、一時間前の自分と比較して「できた」「頭がいい」と思っていたものが、その他と比べる視点が加わることによって今までと違う自分の位置を知ることになります。これは、成長過程や社会に出る上で大切な経験です。

しかし、他者と比べる視点ばかりに意識が行き過ぎると、周りに左右されっぱなしになり、他者との優劣に一喜一憂し、「自分はこんなもの」という固定観念が植え付けられていきます。

例えるなら、テストの結果が普通以下のサクラは勉強ができない子と自分で思い、また周りの人も「できない子」として接するので、どんどんできない子を定着させていく。という感じです。

結果分析は恐ろしいですね。なにせ説得力がありますから。

しかし、私は結果分析が「悪い」とは思っていません。良い結果なら自信になりますし、悪い結果ならそれを糧に奮起するきっかけになります。また、「なぜ」と原因を考えることは今後の成長につながります。

そこで、結果を分析する時に気を付けたい点を挙げておきます。

まず、そのデータを正しく読み取ることです。今回のテスト個票は国語の方が平均点は低くなっていました。また、テストの点数配分は基本的に「読み取り・読解」の問題は問題数が少なく配点が大きいので1問の不正解が大きく個票に左右されます。さらに、テストの実施者においてもどこまでの児童生徒が実施しているかを私ははっきり分かっていません。例えば、通級や特別支援学級の子は受けていない例があったり、塾が行う実力テストでは平均点がかなり高めだったりするかもしれません。

つまり、結果を正確に分析すると同時に鵜呑みにせず、あくまで目安の一つだと参考にして、自分なりにより良い未来を考えるきっかけにすることが大切なのだと考えます。



関連して、こんな例を思い出しました。

小学校に上がる前までは私の記憶だとウメの方がサクラより足が速かったです。でも、小学校で初めての運動会の徒競走でウメは4位くらい、サクラは2位くらいでした。(特に一年生の春の運動会は参考記録がないので背の順等でレース組をされることが多いです。)

この結果を受けてウメは「私、足が速くなかったみたい。」と言ったんです。その日以降、これも私の見立てですが、一度もウメはサクラより速く走ったことがありません。

今度、こっそりウメに「本当はウメの方が足早いんだよ。」と言ってみようと企んでいます。その実験結果は後程・・・。



ある陸上部のカリスマ顧問の先生は

「タイムを計る時わざとストップウォッチを遅らせて押し、自己ベストタイムを縮ませていた」

なんて話を聞いたことがあります。

データとそれを信じる人間の心のチカラは凄まじいですね。

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2.時事ネタ

これも先週の話になりますが、自民党石破茂さんが講演の中で選挙の義務化について話をされていました。「(票を)入れたい政党、候補者がいないなら白票を入れてほしい。民主主義はそれほど厳しいものだ」と述べました。一部だけを切り取ると、私の都合の良い解釈や誤解に繋がってしまうため望ましくないかもしれませんが、引用させてもらいました。白票でも一票を投じることに私も賛成です。

特定の利害を共有する人たちが好きなように組織立って投票をしている現状。ただでさえ高齢社会になっているのに、若者の投票率が低いのが現状です。政治家は当然、自分を当選されてくれた人の利益を考えて活動しますから、高齢者優遇の世の中になるのは当たり前です。私だって本当に正しく一票を投じている自信なんてありません。でも、投票してプレイヤーになることで少しずつ関心が高まっていくのだと思います。

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3.日常が実験

私は有料無料を含めていくつかメルマガの受信やオンラインサロンに入会しています。その影響もあり、自分が現在関わっている不登校支援の延長で「メルマガ配信をするのはどうだろう」という案を持っていました。

ですから、将来やってみたいことをずっと「やってみたいのまま」にしないためにどうすればいいかを考えた結果、正確には、今の私が目の前の人にできることを考えた結果が「今からメルマガを作ってみる」でした。メルマガスタンドの導入など、色々な配信方法があることは少し調べましたが、導入する自信がないのでとりあえずnoteに書いて、個別にメールで送ります。(BCCでの一斉配信はトラブルの元になるので使用しないつもりです。)

野球をしている人が野球選手になって、歌を歌っている人が歌手になって、運がいいと思っている人が運がよくて・・・だったらやっぱりメルマガもどきを書いておこうと思います。

私の知り合いにも「本当に当たる占い師にいつかみてもらいたい。」と言ってもう何年にもなる人がいます。(ディスってすみません。)

なるべく個人のメールアドレスを管理したくないので、メルマガのやり方を教えてくれる人、システムを作ってくれる人がいましたら是非お願いします。

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4.近況

最近、ごまどうふづくりのお手伝いをさせてもらっています。

大きな鍋をひたすらかき回すのですが、慣れないと重たくて手がパンパンになります。特に強火にしている時は、たまに鍋の外に飛んで衣服に着くことがあります。衣服ならいいんですが、皮膚に着くともちろん火傷します。少し着く程度なので我慢もできますし、大して気にしていませんでしたが、火傷って応急処置でその後の皮膚へのダメージと回復に大きな差がでるんですね。全然知らなかったです。案の定、プックリ水膨れが2,3か所。流石に結構な痕に見えます。

まだまだ若いつもりでいますけど、年々傷の治りが遅かったり、痕に残ることもあります。そういえば処置が下手で痕になっている傷の箇所は結構ありました。そう考えると自分の体のケアをしてあげなきゃって思い始めました。そういえば、YouTubeの広告にスキンケア関連のCMがじゃんじゃん来ます。本格的に肌のケアや若さを保つことをしようかと真剣に思っています。

ザイオンス効果」といって、接する回数が増えるほど好感が増したり、「セブンヒッツ理論」といって、7回目でやっと購入するなどの言葉を聞いたことがあるかと思いますが、私も完全にスキンケアへの抵抗がなくなってしまいました。今、化粧品の営業に来られたら買ってしまいますね~。

ということは、このメルマガも挫けず続けてみましょうか。

(毎週3時間もかけられるのでしょうか。いや、最初だからこんなに時間がかかっているだけさ。なんとかなる!)

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5.お知らせ・その他

試行錯誤中なので、アドバイスやご意見沢山お待ちしています。



主に男子中高生を対象とした複数人で楽しめるようなものを探しています。

eスポーツや知的アプリ、カードゲームなど、コミュニケーションづくりや交流のきっかけになり、面白いものがあればご紹介お願いします。



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今日も心を込めて☆

『夢幻鉄道』父さんの父さんのその父さんの思い

はじめに


『夢幻鉄道』は西野亮廣さん発信のパブリックドメインだそうです。

ストーリーや音源の派生が少しずつ広がっています。

私も『夢幻鉄道』の設定を使って作品を作りました。

絵本がベースなので対象は親子です。

よろしくお願いします。


☆☆☆☆☆☆

本文(約4500字)






ぼくは父さんがきらいだ。

いつも、おもちゃをいじってばかりいる。

子どもみたい。



ぼくは母さんもきらいだ。

子どもみたいな父さんをいつもうれしそうに見ている。




「はい、おやつのプリン。お父さんにも持っていって。」

こんなにおいしいプリンをつくれるなら

母さんがおかし屋をすればいいのに。

ぼくは父さんの作業場へ向かった。




「おやつ置いとくよ。」

プリンを置いて、すぐに部屋に戻ろうとしたけれど

ぼくは思わず足を止めてしまった。

「うわぁ、なんだこれ。」

「おっ、ついに見つかったか。すごいだろう。」

父さんはうれしそうに答えた。

目に映ったのは、父さんの背よりも大きなガラクタの山。

けれども、よく見ると確かに電車のように見える。

その電車は色々なものをつぎ合わしてできている。

古くなったロボットやブリキのおもちゃもあれば、工場の鉄くずなんかも使われている。

「ほら、見てみろよ。」

父さんがスイッチを押すと、電車は異様な光りを出してまぶしく輝いた。

でも、ぼくにはその光よりも父さんのきらきらした目の輝きの方がまぶしかった。

「明日から始まる街のフェスティバルへ持っていくんだ。一緒に来るか。」

「いやだよ。一人で行って来なよ。」

父さんは少しさびしそうにしていた。

ぼくは、おかまいなしにドアをパタンと閉めた。





父さんは夕方から旅の支度を始めた。

がさごそ がさごそ

ぼくはその音だけを部屋の中で聞いていた。

がさごそ がさごそ

ぼくは、自分が使っていたおもちゃ箱の中から手のひらサイズの小さな電車を取り出した。

ずいぶん前の誕生日に父さんがくれた電車だ。

「捨てるなよ。」と言われて渡されたのが、へんな感じだったことを覚えている。

ぼくは少しふてくされながらベッドにもぐりこんだ。






なんだかまぶしい。

目を開けるとぼくは暗闇の中に立っていて、ライトに照らされていた。

(父さんの電車? いや、もっと大きいし、もっと立派だ。)

よく見えないけれど、どうやら本物の電車のようだ。

ぼくは電車におそるおそる乗り込んだ。

電車の中は不気味なくらい静かだ。

みんな何の音も立てずに、背すじをのばして前を向いて座っている。

(どこに行くのか みんなは知っているのかな。)





どれくらい電車にゆられただろうか。

ようやく電車は止まった。

空は明るくなっていた。みんなは真っすぐ前を向いたまま歩き始めた。

ぼくも後に続いた。

すぐに昔の商店街みたいなところに着いた。

(あれは、父さん?)

ぼくは父さんのような人の後を追いかけた。



父さんみたいな「その人」はだんご屋へ入っていった。

外から様子を見ていると、話し声が聞こえてきた。

「いつまで毎日毎日おんなじだんごを作ってるんだよう。」

「何がおんなじだと。前のと全然ちがうだろ。毎日毎日どんどんうまいだんごになっているのが分からねぇのか。」

「子どもみたいにいい大人が夢中になってるんじゃないよ。」

「何もしようとしないお前がよく言えたもんだ。」

どうやらその人と店のおやじさんがケンカをしているみたいだった。




この後どうなるんだろう。

そう思っていたら、家の壁が少しずつはがれてきた。

いや、壁だけじゃない。

空もはがれている。

しだいにぼくの見る景色はポロポロとはがれて真っ暗になってしまった。





だいぶ時間が経ったのだろうか。

ぼくは、商店街の路地に立っていた。

今度はだんご屋ではなく、おもちゃ屋の倉庫に目が留まった。

中をのぞくと誰かが壊れた鉄道のおもちゃを一生けんめいに直していた。

(あの人だ)

あの人は、見るからに修理が下手くそだった。

ぼくの父さんのほうが断然手つきがよいと思った。

なんなら僕の方が上手い。



しばらくして男の人が入ってきた。

「おっ、ずいぶん手つきがよくなってきたじゃないか。」

男の人にほめられて、あの人はとてもうれしそうだ。





あの人は直ったのか直ってないのかよく分からない鉄道のおもちゃを抱きかかえて、だんご屋へ入っていった。

「みて、これ。」

あの人は目をきらきら輝かせて鉄道のおもちゃを見せた。

おやじさんは目を細めて

「こりゃあ、大したもんだ。よ~くできている。」

と言って子どもみたいによろこんだ。

「ほれ、食ってみろ。」

今度はおやじさんがだんごをつき出した。

あの人はそれをごうかいにほおばった。

「ん~うまい。この前とは全然ちがうね。」

「そうだろ。分かるようになったじゃねぇか。」

二人はうれしそうに笑った。




だんごを食べながらおやじさんは話し出した。

「よ~く聞けよ。お前が大人になった時に忘れちゃならねぇ大事な話だ。」

「どんな話なの。」

「お前の父ちゃんの、その父ちゃんの、そのまた父ちゃんたちの話だ。」

「そんな人の話、分からないよ。まだ大人になってないもん。」

「まぁたくさん面白い話があるから、少しずつ教えてやるよ。」

「うん。そのうちね。」


ぼくは話の続きを聞きたかったけれど、あの人はうきうきしながらだんご屋を出ていった。






その後、ぼくはおやじさんに声をかけられた。

「おい、ぼうず。こっちへ入りな。」

(見つかってしまった。)

ぼくは静かに店へ入った。

おやじさんはだんごを箱に詰めながら話し始めた。

「ぼうずにはあの話の続きはまだ早えな。」

「どういうこと。」

「なんにでも、ちょうどいいタイミングってやつがあるのさ。まぁいいや。ここへ来たってことは、父ちゃんは元気なんだろ。」

「ぼくの父さんのこと。知ってるの。」

「そりゃあ、ここは、ぼうずの父ちゃんの夢の中だからな。」

「えっ、父さんの夢の中。」

「とにかく、もうすぐ父ちゃんが目を覚ますから急いで電車に乗って帰りな。母ちゃんが心配してるぞ。」

そう言うとおやじさんはぼくの背中を押した。

「そのうちまた来いよ。」

聞きたいことはいっぱいあったけれど、言われたままに急いで電車へ飛び乗った。

また、あの時みたいに景色がはがれ始めていた。







「あ~よかった。やっと目を覚ましたのね。」

母さんの声がして、目を開けた。

ぼくは部屋のベッドの中に戻っていた。

「とにかく良かったわ。あなたは二晩も眠ったままだったのよ。まず心配事の一つが解決してほっとしたわ。」

「母さん、まず一つって、他に何かあったの。」

「お父さんから連絡をもらったの。あなたには言うなって言われたんだけど。」

「いいから教えてよ。」

「実はね。お父さんは街へ行ったんだけど、フェスティバルにはお父さん以外にも、すごいものを作っている人がいっぱいいてね。お父さん、自信を無くしているみたいなの。」

(やっぱり、あんなガラクタみたいなものに興味を持つ人なんかいるもんか。)

けれども、夢の中でも、家でも、あんなに楽しそうだった父さんが落ち込んでいる姿を思うと少し胸が痛んだ。



母さんは話を続けた。

「自信を取り戻してもらういい方法はないかしら。そう言えば、お父さんはね、よくご先祖様の教えのおかげで毎日楽しく暮らしているんだよって話していたんだけど・・・。」

ぼくはそれを聞いてピーンとひらめいた。

「ぼく、その教えが何か分かるかもしれない。今までぼくは父さんの夢の中に行ってたんだから。」

ぼくは夢の中で見たあの商店街のことを話した。

母さんはおどろく様子もなく、やさしくほほえみながらこう言った。

「そう、お母さんにはよく分からないけれど、あなたが言うなら信じるわ。」

「じゃあ、もう一度父さんの夢の中へ行って、教えを聞いてくるね。父さんはその教えを忘れちゃっているんだよ。よし、そうと決まれば、母さん、電車のおもちゃはどこ?」


それを聞くと、母さんはうつむいて言った。

「あの電車はね、壊しちゃったの。あなたが起きなくてお医者さんに診てもらった時にね、手に持っていたおもちゃが原因じゃないかって言われてね。ごめんなさい。」

ぼくの予想では、あのおもちゃが夢の中の電車に乗るきっぷのような役割をしているはずだ。困ったな。どうすればいいだろう。

でも、ぼくは迷わなかった。

「ものしり村長さんのところへ行ってくる。」

ぼくは急いで村長さんのところへ向かってかけ出した。





「村長さん、夢の中へ行く電車のことを教えてほしいんだけど。」

「おやおや、お前さんも夢幻鉄道へ乗るようになったのかい。」

「今夜もう一度乗りたいんだけど、この電車が壊れちゃって。」

村長さんはぼくが持ってきた壊れた電車をじろりとながめて言った。

「夢幻鉄道に乗るのに必要なものなどない。」

「じゃあ、いつでも乗れるの。」

「あの電車は気まぐれじゃから、いつ乗れるかは分からん。そのおもちゃをなつかしく思って迎えに来てくれたかもしれん。が、ただの気まぐれだったのかもしれん。」

「それじゃあ困るんだよ。夢の中ではあの人、しばらく教えはいらないって言ってたんだもの。今夜、父さんは教えを聞かないんだ。」

「だったら、今夜、電車に乗れることを強く信じることじゃな。」






ぼくは夜行列車に乗り込んだ。

正直、不安も残っていた。でも、信じればいいという言葉を信じるのだと強く決めていた。

街のフェスティバルは明日で終わりだ。何としても今夜、教えを聞いて父さんに伝えるんだ。





信じることは、上手くいったらしい。

ちゃんとあの商店街に来ることができた。

ぼくは一目散にだんご屋へ向かった。

「おう、また来たのか。」

おやじさんは、やれやれという顔をしてしたが、ぼくの顔を見るなり真剣な顔つきになった。

ぼくは、どうしてもご先祖様の教えを知らなきゃならないことを一生けんめい伝えた。

「よし、分かった。そういうことなら教えてやる。実はなぁ・・・。」

おやじさんはゆっくりと話し始めた。




なんと、それはご先祖の人たちの失敗談だった。しかも、覚えきれない程たくさんの。

あまりに多すぎて、ぼくは自分が恥ずかしくなった。

「なんだよ、これ。失敗を面白おかしく話してばっかりじゃないか。」

おやじさんがニヤリと笑った。

「あのなぁ。失敗は成功のもとって言うだろう。でもな、失敗は恥ずかしいから隠しちまうんだよ。だからまた同じ失敗をくり返すんだよ。」

「確かにそうかもしれないけど。」

「だろ?だからこうやって夢の中でコッソリ教えてやってるのさ。」

そう言われると、なんだか笑えてきた。

「なるほどね。ところでこの話は、だんご屋だけじゃなく、くつ屋とか、工場とか、遊びの話とか色々あるんだけど、うちは何でも屋さんなの。」

「そうだなぁ。親の仕事を継ぐやつもいれば、絶対に親の仕事はしたくないってやつもいる。まぁ、何でもいいんだよ。自分が楽しくやれてりゃあな。」

「ふ~ん。楽しくねぇ。子どもみたいだけど。」

「子どもの心と子どもの笑顔があれば、世の中平和ってもんよ。」

「ぼくは早く大人になりたいけどね。おっと、じゃあ急ぐから。」

ぼくはおじさんにお礼を言って足早に電車へ戻った。



「早く大人になりたい。か。こんなにうれしい言葉はないねぇ。」

おじさんは独り言をつぶやきながら、だんごをおもちゃの箱へ詰めた。






翌朝、夜行列車は街へ着いた。

父さんのところへ向かいながら、ぼくは村長さんの話を思い出していた。



人は二度死ぬのじゃ。

一度目は肉体が死んだ時。

二度目は忘れられた時。

そして人は忘れる生き物じゃ。忘れたらまた思い出せばいい。

それでも思い出すのを忘れるから、夢幻鉄道が存在するのじゃ。

思い継がれて、夢の中でずっと生き続けて、思い出させてくれる人がおる。

まぁ、わしみたいに全部忘れてしまって、毎回新しいことを感じるのも楽しいがのう。

ほぅ ほぅ ほぅ。






父さんに会いに行くぼくの顔は、いつもより楽しんでいるように見えた。


(おわり)

最後までお読み頂き有難うございます☆

イライラが起こる不安の原因を聞いてあげよう

こんばんは。

 

ひっさしぶりに最高潮に気分が優れないので殴り書きをします。

 

 

こうなる前に、調子をいつも戻せるように、

毎日意識して生活して来たはずですが…

落ち込んだ時の対処法は

そうならないようにすること

知っていると

分かっていると

できている

は違いますよね。

 

 

そんな話をしたいわけじゃない!!

何でもいい話にすり替えるてしまう才能にイラっとします(笑)

 

 

だってさ

この新型コロナ騒動で

自分にできることはないかと自分なりに一生懸命に考えて

目の前にいる人にできることをやって

今しかできないインプットもして

自分の知らない世界を知れば知るほど

ステージが上の人の話を聞くほど

やっぱり努力(無理をしない振り切った行動量みたいなもの)

をしているなぁって感じて

 

さぁ私も覚悟を決めてここからいくぞ~

っていうときに

 

 

「すごい頑張っているんだね」

「そんなに頑張らなくていいよ」

「他の人がやってくれるから」

 

なんて言葉をかけてくるのは

反則です!!!

 

 

優しくしてもらったから

周りが頑張っているから

「私も頑張ろう!力になりたい!」

って思う優しさ故に

頑張れなんて言ってないのに頑張って

自分を壊して…

 

そんなことになっちゃダメ

 

 

こんな優しい言葉を

私にかけないでください。

 

 

私に頑張ることをとらないで!

頑張らなかったら何をすればいいの?

 

皆頑張っているから今があるんでしょ??

あの人だって頑張っている

 

 

 

でもね

私には信じられない努力をしているように見えても

その人からすれば普通(好きでやっている、自分に合っている)

なだけなのかもしれない。

 

私の仕事に対しても

「よくそんなことできるね~」

と周りが言うことと同じ

 

 

結局自分の思い込み

自分の視点からしか見ることはできない

 

ただ、心配されるってことは

自分でも気づかない無理が出ているのかもしれない

 

もちろん、

「そっちの世界に行かないで」

というドリームキラーの可能性もある

 

 

今確実に言えることは

寝不足と

同時に考えることが何個も重なっていることで

心と体のパフォーマンスがかなり赤信号であること

 

 

だから

炭の調子は悪いわ

食材は何度も落ちるわ

 

「もう嫌になってきた」

と家族みんなに冗談っぽく言ってやった

 

もうちょっとで

七輪を囲む団らんの場をぶっ壊すところだった

 

でも結局寝たい所を我慢して

残りの諸々を一人処理をして

悲劇のヒロインに寄せに行く。

 

「あ~辛い」

 

と言いたい自分。

 

イライラは不安の現れ。

はい。分かってますよ。寝ましょう。

 

 

 

 

でも、ちょっと書いてからにします。

 

熱湯が待てずにぬるま湯で作ってしまったコーヒーを

面倒くさいけど作り直して

プリンも用意して

気分を上げる

 

こんな時はYouTube

いい話じゃなくて

東京03ではなくて

 

あらびき団ぐらいの

くだらなさを欲する

 

 

 

何も制限なくやっていいなら

あの仕事を辞めて

このブログの連載の続きを書きたい

学びたいものがいくつかある

あの仕事はもっとやりたい

運動、風呂、施術がしたい

一日中喫茶店にいたい

 

 

書いたら自分がやりたいことがちょっと整理できた

ってことにしておこう。

 

 

 

 

今日は読み返しなしで

そのまま書きっぱなしで終わります。

(と言いながらやっぱり一度は見直しする) 

 

 

今日は心を込めてありません☆