ココ楽ブログ~見方と在り方と成功について考え、面白さで包んでみた~

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ちょっとの意識で世界が変わる

こんにちは。

今日は辛坊治郎さんの書籍「こんなことを書いたら日本中を敵に回す本」や連載記事を読んで、特に、みんなで考えていきたいことを綴っていきます。

1.九州一個分より広い面積が「持ち主不明」

所有者不明土地問題研究会の調査によると、2016年時点で約410万ヘクタールが持ち主不明の土地であり、すでに九州より広い面積だそうです。
なんと、2040年予想は約720万ヘクタールにまで増えるとか…。
バブルの頃は地価は右肩上がりにあがり続けるからという理由で、買って手放さず、その後暴落してそのまま。なんて土地があったりなんてこともあり、一回登記されずに所有権が移ってしまうと、持ち主に辿り着くのは相当大変らしいです。
近年話題になっている空き家問題だけでなく、この土地問題も大事ですよね。調べると幾つか対策が計画されているようですが、みんなの認知度を上げていきましょう!


2.高齢者優遇の「シルバー民主主義」

2016年時点で
日本の人口は約1億2700万人
20歳以上の有権者の約1億人
65歳以上高齢者は約3500万人
(うち80歳以上の方は約1000万人)

選挙権が18歳以上になった場合の有権者
+約240万人

認知症の方の人口
約462万人(2012年)

選挙権とは異なりますが、
「認知機能低下のおそれ」のある方は実車講習を含む3時間の講習を受ければ自動車免許が更新できます。

2004~2014年の自動車による死亡事故件数は
75歳未満のドライバー=(75歳以上のドライバー)×2


これから、さらに高齢化が進む日本の社会ですが、国を動かすのは高齢者の声なのでしょうか?
お年寄りを粗末にしろ!とは言わないけれど、地方や国の議員も人口の多い高齢者の支持を得て代議員になっているわけで、若者たちが本気を示さないと、中々この社会は変えられないですよね。



3.原発について

燃料としての燃えるウランの残存資源量
・・・約100年分

使用済み核燃料(死の灰)が人類に無害になるまで
・・・約10万年

現在すでに地下に埋めている死の灰
・・・一般のドラム缶約2万5千本

死の灰を再利用して永遠に燃え続ける夢の高速増殖炉もんじゅ」は遂に廃炉(断念)
・・・これまで1兆円以上の資金投入

未だに稼働しない青森県六ヶ所村の核燃料再処理プラント
・・・数兆円


福島第一原子力発電所の現在
写真提供/東京電力
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汚染水の総量・・・80万トン

原子炉建屋の地下部分が壊れて周辺の地下水が流れ込み、大量の汚染水も発生している。
汚染水タンク設置など対策
・・・年700億円


原子炉の中には、大量のデブリ(溶けた核燃料)があり、それを冷却するために注水が続いています。

地下水が流れ込むとデブリに触れて汚染水が発生するため、それを防ぐ凍土壁ができましたが、それでもかなり減っても1日に100トン近い水が建屋に流れ込んでいます。

汚染水の総量は約80万トン。放射性物質を取り除く処理をしてタンクに貯めるが、それでも、水素と同じ性質を持つ放射性物質トリチウムは除去できません。

トリチウムは通常の空気中にも含まれている物質で濃度をものすごく薄めれば、人体に影響はないとされています。よって東電(国?)の考えでは、濃度を薄くして、海や空気中に戻す計画のようです。

そこで、福島の方々が公聴会で主張するのは、「風評被害が広がるから辞めて欲しい。」とのことでした。
人体に影響が出るから。ではなく、風評被害が出るから。
と言っている所が、私達の無関心さを反省させられる点だと思います。


4.まとめと感想

ここには書きませんでしたが、高齢化、人口問題は少子化も含まれています。
これだけ問題になっているのに、みんなが「これだ!」って思う抜本的対策案が出てきません。
だって一人一人がそれぞれ違うんだから、「これで解決します」なんて完ぺきな方法なんてありませんよね。
でも、どーせ無理だと無関心になっていては何も変わらない。

まずは今より ほんのちょっとでも関心を持ってみよう
そうすればきっと 前よりちょっと知ることができる
そうすればきっと 前よりちょっと行動が変わる
そんなほんのちょっとが 自分を変えて
そんなほんのちょっとが 世の中を変えていく


私の願いとしては、「子どもは宝」だからこそ、子ども達のことを第一に考える世の中になって、そんな世の中で育った未来の大人が、さらに子ども達のことを大切に思える・・・そんな循環をつくっていけたらいいなと思います!


原発については、私は要らないと考えますが、コスト面、科学的根拠など、私達に届く(が掴む)情報が本当に正しいのか私には分かりません。
賛否両論それぞれが真剣に正しいと思って証拠集めをして議論していますから難しい。

ただ、原発だけじゃなく、物事はどこかで間違いに気づいても、規模が大きいほど、お金や年月がかかっているほど、「辞める」決断ができないことが多々あるんじゃないかと思います。
今までのことを諦める勇気ってめちゃくちゃ大変だけれど、

物事は移ろいゆくもの
技術は進むもの
時間は流れるもの

だから、一つのことにしがみつき過ぎるのはあまり得策ではないことが多いんじゃないでしょうか。


また、問題が起こっている現場では現実が毎日進行中であることを忘れてはいけないと思います。
自分の目の前で起こっていないと、どうしても他人事になってしまいますが、困ったときはお互い様。少しでも、自分たちにできることを考えていきたいですね!


私たち人間はひとつの大きな家族です。「自分には、なにかを変えるような大きなことはできない」と言う人がいますが、それは「小さなことには価値がない」と考えているのと同じです。
「自分のまわりでなにが起きているか」を観察するように変われば、ささやかでも、まわりに大きな影響を与え、ポジティブなエネルギーを広げることができるようになるのです。
(ウィリアムレーネン)


今日も心を込めて☆