ココ楽ブログ~見方と在り方と成功について考え、面白さで包んでみた~

心がちょっぴり楽になる あなたに 自分自身に 心を込めてエールを送るブログ

素人でも面白い!?玄人でも意外と知らない野球の話④サイン編

こんにちは。

 

そろそろシーズンが始まるので久しぶりに野球の話をします。

 

(野球論については様々な考えがあるので

あくまで私個人の見解だと思って楽しんでください。)

 

 

野球は考えるスポーツ

ということで間が沢山ありますよね。

そこで行われていることが

サイン交換です。

 

ピッチャーとキャッチャーの球種についてのサイン交換

は以前の記事でも触れたと思いますので

攻撃中の監督からのサインについて

重点的に話したいと思います。

 

 

基本的にはベンチにいる監督が

盗塁、バント、待て・・・等の指示を打者と走者に送ります。

 

バッターとランナーとベンチが戦術を共有していないと効果が出ないので

確実に伝えることが一番大事です。

 

サインミスは最悪です。

戦術が上手くいかないことはもちろんですが、

チームの雰囲気も下がり

相手の士気が高まります。

試合の流れが一気に傾く程の重大な失敗となるので入念な確認が必要です。

 

小中学校くらいだと、ヘルメットの鍔を触って

「アンサー(了解した)」

という動作を徹底している所もあります。

 

サインを盗まれないように複雑にする

というのは高度な次元の話で

正確に、どれだけ早く、かつ相手に分からないように

という優先順位です。

 

 

では、なぜ早くが大切かと言いますと

サイン交換がゆっくりだと

・相手に準備をする時間を与えてしまうこと

・長すぎるとリズムが生まれないこと

・相手に感づかれやすいこと

 (サインが出ていないときはサイン交換時間は無いので)

 

ということで試合の流れを止めないよう

相手に感づかれないよう

さりげなくサイン交換をして戦術を仕込むのです。

 

これは守備の時でも言えることで

バッテリーのサイン交換が長かったり

ピッチャーの一球一球投げるテンポが悪かったりすると

リズムができません。

(監督からキャッチャーに球種や守備シフトの指示も出るのでキャッチャーは忙しいです)

 

 

攻撃の話に戻しますと

プロ野球では、監督から

コーチャー(一塁と三塁のファールグラウンドにあるコの字にいる人)

にサインが送られ、

コーチャーが選手にサインを送ります。

 

なぜ、そんなことをするのかと言うと

・ベンチよりグラウンドからの方が見やすいこと

・監督は戦術を考えたり、周りの動きをみたり、データ収集をしたりと常に忙しいので、サインを出す労力を割きたくないこと

 

が大きな理由だと考えられます。

 

 

そもそもサインは

「フラッシュサイン」

といって耳は盗塁、顎はバント、胸はスクイズ、など

サインを決めておいて触ったところがサインとなるようにしている場合が多いです。

 

それに加えて

「ブロックサイン」

といってキー(Key)を決めて、キーの次に触ったところがサイン

等と複雑化します。

 

この組み合わせや変形で、

キーの後2番目 とか

最初から3番目 とか

帽子を一回で盗塁、2回でエンドラン とか

足し算 引き算にして3はスクイズ とか

4イニング目からはキーを変更する とか

 

色々です。

中には、

手を一回叩いて実行

2回で取り消し(サインなし)

腕組みしたら盗塁

 

といったものもあり、

要は何でもいいんです。

 

確かにこれを監督が一球一球やるのは大変なので、

サインを出す専門の人がプロ野球にはいてもおかしくありませんね。

 

 

 

基本的にはこんな感じですが、

その他で今思いつくものをさっと挙げるなら

 

・牽制球が連続2回続いて、監督が頷いたら盗塁に変更

・2塁ランナーがキャッチャーのサインをみて、球種やコースを打者に教える

 (2塁ランナーからサインを隠すのは難しいため、このサイン盗みは反則)

・1.3塁コーチャーがキャッチャーのサイン(またはコース)を教える

・盗塁のサインを出す(出したい)ときにベンチが「バッター打てよ」等と

 盗塁がないかのような応援をする

・「思いっきりぶちかませ」とノーサインのような指示、仕草をして実はスクイズ

・右ピッチャーから1塁ランナーは見にくいので、三塁手が牽制のサインを送る

・バックスタンドからカメラで撮影し、応援席から指示をする

 (ベンチ外からの指示も反則)

 

など

とにかくあらゆるところで戦術が繰り広げられています。

 

 

 

野球の楽しみ方の参考になれば

嬉しいです。

 

 

今日も心をこめて☆