発達障害プチ体験ワークin新潟
こんにちは。
先日、発達障害プチ体験ワークに参加してきました。
発達障害のお子さんを育てながらの体験を元にブログを書き、日々悩んでいる全国の親御さんたちと交流しているKねぇさんが、わざわざ県外から新潟の地へ訪れてくれました。
せっかくの機会なのに、出発直前に車のカギを無くしてしまい大遅刻するというヘマをしてしまいましたが、とってもいい経験をさせていただきました!
現在、NHKでは発達障害をテーマにするキャンペーン期間らしく、私もいくつか事前にみたので、なんとなくの知識はありました。
しかし、実際に体験してみると、やっぱり感じるものがあります。
例えば会話
言葉で伝えることができず、「ほにゃらら」としか言えないというワークをしました。
どんなに頑張っても伝わらない。
どんなに頑張っても伝えたい感情がのらない。
あきらめたくなってくる。。。
聞いている方も
意味がわからないので、真剣に聞き続けられない。
ついにおかしくなって笑ってしまう。
これが、常だと思うとゾッとしました。
他にも色々ワークをしましたが、複数人でやるからこそ体験が深まるように感じました。
お話会の中では、これからの我が子に対する不安だったり、今まであったエピソードだったり、ときには目が潤むような話もありましたが、Kさんはとにかく口調が明るい!
我が子を愛している。それでいて信じてるっていうのが凄い伝わってきます。
発達障害だから親が先回りして子どもを弱い存在にしておくのではなく、成長を願って、自立(自分で自分の行動を決める)を促して共にたくましく生きている姿が、話から見てとれ、私たちは勇氣をもらいました。
あと、覚えている範囲で学んだ知識を少し紹介しますと
「スイッチング」という視点
目の前のもの(目的)を取り上げられるとどうしていいか分からずパニックになる。
だから、「あれ何?」などと別のもの(目的)を与えてあげると目の前への執着が薄れる。割とスムーズに切り替えができる。
何を見ているかよく観察する
「目は脳の窓」といわれるように、言葉が通じなくても相手が何を見ているかをよく見ることで理解に近づける。
子どもが一人遊びしているうちに別のことをしよう!ってなるところを、たまにはよく観察して、我が子の興味(電車を繋げるのが好きとか)の中で一つでも一緒に楽しめることができると本人もとても嬉しいですよね。
どうしても欠けているところが気になりがち
私たちは欠けているところを埋めてあげたくなりがち、みんな一緒がいいって思いがちな思考がある。そんな優しい心はもちろん素敵!だけど、執着しすぎない。相手が本当に望んでいるか、そもそも無理なことを押しつけてないかを少しだけ考えてみよう。
平等ってなんだろう
いろんな種類の動物たちに、同じ木登りテストをすることが平等?
子どもにも大人にも、同じ踏み台を与えて外の景色を見せることが平等?
参加して思ったことは、保育との共通点が多いなと感じました。
言葉が通じない子どもの意思を一生懸命くみ取ろうとする。
結局子育ては同じなんだと思います。
子どもだから、発達障害だからと変な色眼鏡で見るのではなく、
できないことをフォローするっていう普通のことをやり
この子の成長を信じる。
もっと言えば、人とのコミュニケーション全てに通ずることですね。
今は発達障害の認知が広がりつつありいいことだと思いますが、過敏にならず、普通に仲間の一人として接していけばいいんじゃないかと思います。
学校でも特別支援学級に通う子に対して優しく接する子は、きっと自然な気持ちで関わっているのではないでしょうか。
障害や、できないことを馬鹿にする子がいたら、その子に声をかければいいのであって、弱い立場の人を隔離したり余計にかくまったりする必要はないですよね。
そんな感じで誰もが普通に支え合って生きていけたらいいと思いました。
誰もが完ぺきじゃない!
だから、助けてもらうことは当たり前。
「世間に迷惑をかけないように」
じゃなくて
「困ったら助けてって言えるように」
そして
「困っている人がいたらその人の気持ちをよく聞いて
助け合おうね」
って子どもに伝えていきたいです。
今回、一生懸命イベントを企画してくださった主催者の方のブログを貼っておきます。
こちらにも詳しく書かれていました。
こばねぇ(小林幸根さん)はやっぱりすごかった!「発達障害プチ体感グループワークin新潟」感想 - ライフサポートウェルビーイングの日記
保健師さんってあまり馴染みがないかもしれませんが、素晴らしいお仕事だと思います!
では、
今日も心を込めて☆