「与えること」と「受け取ること」
こんにちは。
小説家の「よしもとばなな」さんをご存知ですか。
私はあまり小説を読みませんが、それでも何冊か好んで読んだことがありました。ですから、スピリチュアル系の本を探していて、ばななさんの名前のある本があって思わず手に取ってしまいました。
インターネット検索ではおそらく辿りつかなかったので、偶然の出会いに思わず心がときめきました。
人生を創る
人生を創る 感謝と愛と奇跡に満ちて生きるために [ よしもとばなな ]
この本は、ハワイ在住のサイキックチャネラー、ウィリアム・レーネンさんとよしもとばななさんとの手紙のやりとりが本になっているのですが、とにかく優しい。優しさが溢れてきます。
中でも、とても共感できるコラムがあったので、ほぼそのまま引用して紹介します。
(下線などの強調は私が加筆しました)
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宇宙には、「与えれば与えるほど、受け取る」という法則があります。それは、物質的なことだけではありません。励まし、愛、思い、経験、与えれば与えるほど受け取るのです。全てはエネルギーです。
経験を与えるには、あなた自身が自分に正直に生きることです。
たとえば、支配的な親に対して、いつまでもその支配に甘んじて生きているのではなく、自分の正直な意見を表現すれば、「子どもを支配できないこと」を学ぶ経験を親に与えることができます。あなたが「自分はなにに値するか(例:自分は支配されず、自由に生きることに値する)」を決め、信じることのために立ち上がれば、相手に考え、成長するチャンスを与えるのです。
相手があなたの正直な表現によって成長するかしないか、それはあなたには関係はありません。重要なのは、ほんとうの自分を生きれば、バランスと成長をもたらす人生を意識的に生きられるようになると同時に、まわりの人にも成長する機会を与えられるということです。
そして人に経験を与えれば与えるほど、あなたもさらに経験を受け取り、バランスと成長を実現していけます。これがあらゆるレベルで豊かさを生きるということです。
人生にやってくる経験を拒否せず、どんどん受けよりましょう。多くの人が、経験をただの経験だと思ってはいません。「よい・悪い」と判断し、「こういう経験は受け取りたいけれど、こういう経験は受け取りたくない」というあり方を続けています。
繰り返しますが、経験を通してのみ、私たちはバランスと成長を実現できます。この人生でいやな経験を避ければ、バランスと成長のために未来の人生でまた直面し、取り組まなければなりません。経験を避けると、転生を創造することになるのです。
いやな経験を好きにならなくてもよいのです。その経験に、あなたはどう対処するのか、それだけです。
全ての経験は、私たちのバランスと成長のためにやってくること、偶然はないことを忘れないでください。
あなたのハイヤーセルフが、あなたに超えられない経験を与えることはありません。どんな経験であれ、必ず対処できます。
「与えることと受け取ること」をあらゆる側面で意識的に実践すれば、人生はより大きく、ダイナミックなものになっていきます。
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「与える者は与えられる」というのはよく聞く話で、良いことをすれば良いことが返ってきて、悪いことをすれば悪いことが返ってくるって感じで解釈していませんでしたか。
でも、これを読むとそもそも「よい・悪い」の概念自体がありません。自分に正直かどうかに焦点が当てられています。確かに、相手に偽りの言動をされたら、受け取る方は本当の経験にはなりませんね。「相手があなたの正直な表現によって成長するかしないか、それはあなたには関係はありません。」これは相手のために自分を変えることを常に行ってきた自分には衝撃的です。。。
また、わたしたちは受け取る内容を取捨選択しているって話も新鮮でした。でもすごく納得します。
逃げても未来でまた直面する・・・。マジですか(笑)
でも全てを解決しなくてもいいんですよね。どう対処するか。それだけ。
結局は良いこと悪いことなんてなく、全て必要だから起こっているのであって、それを受け入れるかどうかで変わってくるってことですかね。
不幸続きの人は、受け入れを拒み続けているからずっと似たようなことが起こる。でも、それを受け入れた(経験した)先にはきっと素敵な成長と新たな出来事がまっている。
私はこんな感じで解釈してみました。
あなたにはあなたの形でお役に立ててくれれば嬉しいです。
人生にやってくる全ての経験をたたえてください。自分がネガティブに反応しないかぎり、なにも悪い経験や出来事はないのです。
(ウィリアムレーネン)
今日も心をこめて☆